
こんな保育園問題にお困りの方へ。
日本屈指の激戦区(1保育園待機児童70人レベル)で希望園に入園できた私がやってきた方法についてお伝えします。
・理想の申し込み時期
・市役所への対応方法
・狙い目の園とは?
ということについて解説していきます。
目次
待機児童…ご、ご50人っ?!

私が住む町は関西でも有名な激戦区です。有名な保育園だと、1学年50人の待機児童はザラ。そんな地域に住んでしまったことを後悔しつつ、「じゃあ、すぐ引っ越し!」というわけにもいかないので、とにかく調べに調べ尽くしました。というのも、我が家は親戚(祖父母)も遠方他府県。そして、親の私たちはともにフルタイム正社員。もう【保育園】という選択肢しかなかったのです。
私の保活のタイミングは、ちょうど「日本死ね!」のブログがメディアに取り上げられたころ。妊娠中に職場で、「まじでこれ保育園落ちて復帰できなかったらどうしよう…」とビビりまくっていました。
がしかし、この方法をとにかくやりまくった結果、無事生後10か月の時に希望する保育園に入れてもらうことができました。夜8時に来た市役所からの「受かりました」電話には、「ありがとうございますっ」と涙したことを覚えています。それくらい、我が家に保育園合格は必須でした。そんな経験から、激戦区で少しでも保育園に入れる方法を今日はシェアしたいと思います。
保育園見学に行くべき時期とは
ズバリ!妊娠中です。
理由は、ゆっくり話を聞けて行動できるからです。
会社勤めの方でも、予定日の2カ月ほど前から産休が始まると思います。切迫等の理由がない限り、妊娠後期は特に病院からも「運動するように」との指導が入ることが多いですよね。(もちろん医師の指示に従ってください)また、産休中って正直ほんとヒマなんですよね…。。もちろん後期つわりはありましたが、でもピーク時のつわりと違って動くことはできる方が多い。私なんて、毎日ソファに寝転がって海外ドラマ見てた記憶しかありません。
というように、比較的動きやすい時期なのです。少なくとも、産後よりは…。
子どもが生まれてから、まず少なくとも1カ月は外出など極力控えるため、保育園見学など到底行けません。また、保育園の見学時間は10時~12時くらいを指定されることが多いのですが、そうなると、ミルクの時間や、お昼寝の時間とかぶったり、説明中に子どもが泣きだしてしまい、先生の話を半分くらいしか覚えてなかった。ってことになってしまいます。
私自身は、産休に入ってから10園見学に行きました。どこに電話しても「え、まだ妊娠中ですか?笑」と笑われました。でも、本当に行っておいてよかったと思っています。なぜなら、子どもが生まれてからも10園ほど見学に行きましたが、やはり話の途中で泣き出したり、うんちをしてしまったりと到底落ち着いて話が聞ける環境ではありませんでした。
子どもと一緒に外出できるようになって見学に行ったとしても、のちほどお話しますが、私の保育園攻略法の1つに早期申し込みというのがありますので、この見学が遅くなればなるほど、入れる可能性も下がっていきます。
この記事を読んでくださっている方の中には、「もう出産しちゃってるよー」という方もいらっしゃると思いますので、その場合はできる限り早い段階で見学に行かれることをオススメします。ただ、冬場はどうしても病気の感染症等も心配だと思いますので、預かってくれる方がいらっしゃるならいいですが、いない場合は短時間で園内の見学は終わらせて、玄関先など子どもが少ないところでお話を聞くようにするのもオススメです。
通える範囲の園すべて見学に行くべき理由
結論から言うと、市役所と園で把握人数に差があるから。
20園見学に行った私の経験からいうと、
市役所「ここは待機児童5人です。4月まで空きません」
保育園「いや、0歳児さんは1人抜けますので来月1枠空きます」
といったように、やはり市役所より現場の園の方がよりリアルな情報を得られることが多かったです。それが分かることにより、待機人数から逆算できたり、1歳クラスに上がるタイミングで、何枠増えるのかという情報も得ることができるので、ぜひ時間が許す限り多くの園に出向き情報をGETしてください。保活の成功の秘訣は、情報量です。比較対象が多ければ多いほど判断の基準になりますよ。
それとは別により多くの保育園の見学を勧める理由が実はほかにあります。
私は以前多くの子どもの指導に携わっていたのですが、その経験から、保育園や幼稚園の選択は子どもの人格形成にとても深く関わっていると感じています。なぜなら、体験レッスンに来た初対面の子でも、「あっ、この子は○○園の子だろうな」と分かるんです。ということは、園の雰囲気が子に反映されているということなんですよね。もちろん、それぞれ個性はありますが、でも雰囲気であったり言動というのが園によってそれぞれ違うんです。
それゆえ、やはりただ家が近いからという理由だけでなく、親の教育方針に合っているか、先生の雰囲気はどうか、子どもたちの表情など、1つ1つしっかりと親の目で確認してほしいなと思います。本当に園によって特性って異なってくるので…。だから、保育園選びはきちんと見に行くことをおすすめします。
保育園見学のときに聞くことリストはこちらに貼っておきますので、よろしければご利用ください。

保育園で聞くことリスト
申し込む時期は今すぐ!!
一般的には、秋ごろの一斉申し込みが多いですが、保育園を絶対死守したい!方は、
今すぐ!申し込みましょう!
理由は、【待機児童ポイントが加算されるから】です。
地域によってルールが違うかもしれませんが、私の地域は待機児童の実績があると、優先される仕組みでした。まずはその仕組みを市役所に聞き、私は生後4ヶ月のら保育園申し込みをしました。ただ、申し込みをしても受け入れてもらえません。
ポイントは、会社に証明してもらう【育児休業期間証明書】という書類があるのですが
【休業期間】の欄を来月の復職期限ギリギリにして申請します。そうすることで、今月の保育園審査の対応者として選考してもらえます。
そして、この申請を延々と毎月繰り返します。つまり毎月会社にはこの育児休業期間証明書を書いてもらう必要があります。イメージとしては、毎月「保育園に入れなかったから育休をしょうがなく伸ばす」というポディションになります。なので、もしご自身が育休を1年取りたいと思っていても、早まる可能性は大いにあり得ます。でも保育園をどうしても死守しなければいけない我が家にとってはとても有効でした。もちろん、もし生後4か月の時点で保育園への入園許可が下りれば復職するつもりで申請していますので、決して偽装や虚偽の報告ではありません。(もちろんできれば落ちろ~まだ復職したくないぞおお。と内心少し祈ってましたが…(笑))
市役所に嫌われよう
待機人数の確認
市役所に電話して、「現在の待機人数」を聞きましょう。
なぜなら、毎月一応選考や申し込みが行われて人数は変動していきます。そのため、各保育園の同学年の待機児童人数は日々刻々と変動していくのです。なので、ご自身が希望する園の待機人数は何人なのかというのは、1年スパンで観察しておくことをオススメします。そうするとどの園が激戦で、意外と穴場園がどこなのか一目瞭然で分かります。そうすることで、どこを申し込むと早く受かるのか、逆を言えばどこに申し込むと絶対入れないのかが分かります。私は妊娠6か月の時から、定期的に市役所に電話し待機人数を確認していました。(この場合は自分の子の学年はまだクラスがないので0歳と仮定して聞いてました)そうすることで、人気園とそうでない園の違いがよくわかりました。
ポイントの把握
〈保活〉はポイント制です。各家庭の事情によって点数が異なります。(地域によって異なるので詳しくは市役所にお尋ねください)
たとえば私の市では
- 片親家庭が一番加点が高く+5点
- 正社員で+3点
- 祖父母遠方で+2点
- 待機児童実績+1点
- ※リアルな点数については覚えてませんがこんな感じで項目によって加点される仕組でした。
というように各家庭状況によって加点式で、この合計点が高い方から入園案内という流れでした。なので、できるだけ多くの点を稼ぐ必要がある。どうしても変えられない項目(雇用形態や祖父母との距離など)はどうしようもありませんが、待機実績は行動すれば作ることができるので、ぜひどうしても死守したい方は今すぐ申請することをオススメします。
市役所にでんわする時に聞くことリストもご用意しましたので、必要あればご利用ください。
狙い目の園はどこ?
ズバリ!狙い目の園は
- ・小規模保育園
- ・新規オープン園
この2つです。
小規模保育園は年少下クラス(2歳クラス)までなので、どうしても転園を伴うということもあり、競争も比較的穏やかです。もちろん、園庭がないなどデメリットはありますが、毎日近くの公園に連れて行ってくれたりと各園工夫して下さっていますので、どうしても保育園に入る必要がある方は、小規模保育園を優先的に見学に行くことをオススメします。
正直、激戦区では老舗の園はかなり厳しいです。私の地域でもほとんどのママ友が落ちています。やっぱり兄弟がいる子とかが優先されるんですよね。なので新規オープンの園は比較的入りやすいです。また、4月以外の時期に新規オープンのところは本気で保育園狙ってる人じゃないと情報をキャッチしない傾向にあるので、申し込みの量も少ないです。
それでもダメなら…
我が家も激戦区だったのでわかりますが、これだけやっても入れないことは多いにあり得ます。我が家は運よく入ることができましたが、万が一に備えて準備はしていました。やはり、保育園に入れず仕事を辞めてしまうリスクよりも、多少数カ月は出費が痛く家計が赤字になってしまっても、老後までの長い目で見ると今ある仕事を辞めてしまう方が生涯収入がマイナスになってしまうと思います。なので、「保育園に入れなかったから、仕事をやめる。ベビーシッターとか頼むと赤字だし…」という目の前のことではなく、ぜひ長期的な目線で考えてみてはいかがでしょうか?私も使ったことのある、オススメサービスをリストアップしてみました。認可保育園以外のパターンもいくつかご紹介したいと思います。
サービス名 | 料金 | 運営 | 頼みやすさ |
ファミリーサポート | 700~800円 | 市町村 | ○ |
キッズライン | 1000~2000円 | (株)キッズライン | ◎ |
ベビーシッター | 2500円~ | 各企業 | ◎ |
ファミリーサポート
こちらは各市によってシステムが異なるかもしれませんが、私は1年間大変お世話になりました。担当してくださっていた方が転勤になってしまい、泣く泣く契約終了になってしまったのですが、あの方のおかげで仕事復帰できたといっても過言ではありません。登録するために、説明会があったりと手続きはすこし面倒ではありますが、登録しておいて損はないと思います。
だた、やはりいいうわさばかりではなく、「ドタキャンされた」「申し込み時と話が違う」などということも多少起きているようです。そのようなことにならないためにも、打ち合わせ時にきちんとこちらの現状等をしっかりとお伝えしておく必要があるかと思います。あと、もし1人目にドタキャンされても他の方がそうとは限らないので根拠のある強くトライしてみてください。。(これはお友達実体験)
キッズライン
こちらは最近メジャーになってきたのではないでしょうか。キッズラインは本当にめちゃめちゃ便利です!登録料無料、しかも会社の福利厚生に登録があればかなりお安く利用できます!(ぜひ1度ご確認を)我が家も利用しましたが、急な依頼でも快く受け入れていただけました。登録自体は5分もあれば終わりますので、とりあえず登録しておくことをオススメします。

クーポンコード入力で、1000円オフになりますので登録時にぜひ入力して1000円オフ(つまり約1時間分無料)でベビーシッター依頼してみてはいかがでしょうか?
ベビーシッター
こちらは数十社以上ありますので割愛しますが、こちらは入会金が2万円ほどかかったり、最低依頼時間が2時間以上のところがほとんどです。しかし、定期でお願いしたり、病気の時でも対応してくれるところが多いので子どもが病気の時でも仕事が休めない…そんな方は安定的に依頼できるのでオススメです。今のところ私はお世話になることなく過ごせていますが、万が一のために検索や資料請求はして情報はストックしています。地域によってサービスも異なるのでまずは検索してみてください。
最後に…
保活は深刻な社会問題になっていると思います。周りに手伝ってくれる方がいればいいですが、私のように転勤族で周りにだれもいない場合はどうにかして生き抜くしかありません。私も保活中はとにかく調べまくって行動しまくりました。
同じ保活問題に悩むママとして、少しでもお役に立てればと思いこのような記事を書かせていただきました。保活は大変さもありましたが、いろいろな保育園を見に行くことも勉強になり楽しかったので、ぜひ楽しみながら保活に取り組んでいただけたらと思います。
なにか不明な点がありましたら、お気軽にTwitterやコメントでお問い合わせください。みなさんの保活が納得のいく素晴らしいものとなりますように…。
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